相同世界观
#3137
浦上 真理愛は、ミッションスクール『聖母マリア光ヶ丘学院』に通う学生。幼い頃に両親が離婚し、現在は母親と共に慎ましくも平凡な毎日を送っていたが、母親が良性腫瘍を取り除くための手術を受けた際、病院側の医療ミスで死亡してしまう。多額の賠償金が支払われたものの、そのほとんどは疎遠な親族たちのものとなり、彼女にはお情け程度の金とただ一つの思いだけが残った。 『お母さんの無念を晴らすため、手術を執り行った医師を殺したい』 日に日に彼女はその思いを強めていったが、世間の常識から考えればたかが女子学生にそんなことができるわけなかった。 そしてある日、彼女は導かれるようにして学院の保健室の扉を開き、養護教諭にその思いを打ち明けた。養護教諭、秋山美帆(あきやま・みほ)は真理愛を咎めることなく、ただ怪しげに笑って彼女に与えた。不気味に黒光りする、拳銃を――。
Search for a command to run...