外传
#4924
「切り離した尻尾を…… 取り戻したんだ」 猪上秀は、駅のホームで悲しい表情をした少女を見つける。 他人と思っていた少女は、実は他人と思い込もうとしていた少女で、 少女が何者にも変えがたい存在だと気づいた時には、すでに駆け出していた。 秀はすべての力をふり絞って走り、 少女が線路に飛び込む直前に、その手を掴みとった。 そして秀は、少女の口に舌を入れる。 それは切り離した尻尾である少女・城戸崎荊を取り戻すと同時に、 運命を共にすることを決意した瞬間だった。
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