相同世界观

#5161
主人公は単身家を出てマンションへ移り住み、華のない生活を送っていた。 しかし、その生活を変えたのはお隣さんとの偶然の連続だった。 たまたま家を出る時間が重なり、たまたま家庭の事情を知ってしまい、 たまたまその “悩み” で―― 肉体関係になった。 「お願い、私を孕ませて」 事情がどうあれ、急に降りかかったおいしい話に食いつかないはずがなかった。 綺麗な人妻との中出しセックス。 時間も旦那の存在も忘れ、彼女の熟れた身体に溺れた。 翌日、噂好きで有名な住人・片品詩織 から突きつけられた不倫疑惑。 ――迂闊だった。 噂好きの主婦が集うマンションという場において、最も好まれる話のネタを提供したのだから。 しかし、話はさらに上を行く。 疑惑の相手の事情を知っていた片品詩織は、同じように悩みを抱えた女性たちを紹介してきたのだ。 そうして彼女たちのための妊活ならぬ、“孕活” が始まった。

#6829
不妊に悩む夫婦への支援策を打ち出している厚生労働省に、ある日一通の投書が届く。 それは「孕ませ活動」――略して「はらかつ」という、孕ませビジネスを大胆に行っている悪質事務所があるというものだった。 その実態は女性の妊娠願望を利用したあくどい商売らしく、投書は被害にあった匿名の女性からのものだった。 「許せないわね! そりゃわたしだって子供欲しいけど、誰の子供だっていいというものではない。」 ――さっそく調査に乗り出す厚生労働省職員の櫛柳千弦。 事務所周辺で聞き込みを済ませ確信を得た千弦は、悪徳事務所――「一ノ渡探偵事務所」へ乗り込んでいくのだった。 一方、問題の「一ノ渡探偵事務所はというと……経営を事務員の夏子が切り盛りしていた。 所長の一ノ渡遠哉は恋人の下古立伊織の事務所に頻繁に出入りしており、 肝心の精子提供は遠哉の同業者仲間のイケメン君(冴城光犀)が引き継ぐ形となっていた。 冴城光犀はもともと芸能関係を専門に調査しており、 そのツテを使い、精子提供を望む女性を引っ張ってくることに成功するなど、 はらかつに関してはそれなりに上手いことやっているようだった。 そんなところへ、厚生労働省の櫛柳千弦が乗り込んでくる。 「あなた方の不埒なビジネス、この櫛柳千鶴が取り締まります!」 果たして「はらかつ」は、一ノ渡探偵事務所はどうなってしまうのか? 新たな「はらかつ」が、いま、始まる!!



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