相同世界观
#1017
「お兄ちゃん、みんなを幸せにしてあげてよ」 「いいよ」 思い返せば、事の始まりはそんなやりとりだった。 ソファーに座って録画したカップケーキのドキュメンタリーを見たり、 ジャグジーでゴムのアヒルと世間話をする日々を過ごしていたはずだが、今じゃそんな暇すらない。 幼なじみの作ったラムネを売り歩き、親友たちのアメリカンダイナーで肉と世話を焼いて、 週末はみんなで遠くへお出掛けだ。 妹と交代で運転しながらな。 ハッピーかって? おいおい冗談はよしてくれ。 ノリの良い幼なじみに、出来の良い妹、仲良し双子姉妹。そして、最高の恋人が居るんだぜ? パーフェクトだ。 ――紅星月菜 チェリークラウンダイナーにて語る。
Search for a command to run...