相同世界观
#504
――人は誰もがウソをつく。 自分を守るための嘘。 自分を否定するための嘘。 自分を誤魔化すための嘘。 自分であり続けるための嘘。 嘘にも種類があって、誰もが嘘をつく理由を持っている。 理由は分からない。けど、嘘をついているのは分かる。 そんな中途半端な能力を持つ少年・櫻井宗一郎。 しかし、その能力を得た代償は必要なわけで。 彼は能力を得た代償を支払うため、数々の依頼をこなし続けていく。 その結果、今では “学園一の問題児” と囁かれるまでになっていた。 そして月日は流れ――春。 出会いと別れが共存する、巡り合いの季節。 宗一郎は、“学園一の美少女” ともてはやされる少女・姫野桜月に呼び出される。 美女と野獣、そう評されてもおかしくない二人の立ち位置。 自分とは住む世界が違う―― そんな風に宗一郎は思っていた。 ――だけど。 緊張した面持ちのまま、桜月は自らの想いを告げる。 「好きです。 あなたのことが……好きです」 学園一の問題児 と 学園一の美少女 が織り成す、すれ違った恋模様 ――開幕。
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