不同演绎
#960
──夜空が赤く染まって、世界が終ろうとしていた。 大規模な太陽フレアが発生した影響で低緯度でも、オーロラが発生したのだ。 人工衛星が破壊されGPSが使えなくなり、高圧変圧器が壊れて、電気が使えなくなる。 現代社会で電気が失われる。それは世界の終わりの始まり。 あの日、俺は八乙女さんの側にいることを選んだ。 八乙女さんと一緒にこの世界を見続ける、と決めたのだ。 ──決意を守り続けて数年後。 俺と八乙女さんは原付に乗っていた。 今はもう誰も住んでいない、混乱の中で廃墟と化した西川市にある西川学園に向かっていた。 俺達が青春を過ごした学園で、確かめたいことがあったのだ。
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