

不同演绎

#1819
『女の子たちは神様を、恋の訪れを信じてる』 古くから、縁結びのご利益があるとされてきた、その神社のお守り。 しかし最近は、どういうわけか逆の評判で持ちきりだった。 『破局のご利益』 持っていると、今の相手と円満に別れられたり、 望まない相手が近づいてこなくなったり……。 だけど彼女たちは、それぞれに想っていた。 “自分でも、バカみたいだとは思うけど” “このお守りが縁を結んでくれるって、心のどこかで信じてる” “もしも神様がいるならば。この恋だって、いつかはきっと――” 三人の女の子。三つの想い。三つの願い。 きっと神様に届くと信じていれば―― はじまるのは、三つの恋の物語。

#1821
今までは徒歩で10分ほどだった通学が、親戚の家に厄介になり始めてからは、片道1時間以上のローカル線での電車通学に。 うんざりしていた一太郎だったが、決して悪いことばかりではなかった。 近寄りがたい孤高の美人として有名な、 同じクラスの在田川鳰(ありたがわ にお)。 密かに憧れていた彼女を、 いつも同じ時間の同じ車両で見かけるようになったのだ。 声をかけても、最初はつれない反応ばかりだったけれど……。 ある日、駅のホームのベンチで倒れていたところを助けてから、 少しずつ彼女の態度が変わってくる。 「さん付けとか、いらないから」 ふたりを乗せた電車が進むように、ふたりの仲もどんどん進む。 ……だけど彼女は認めない。自分は、あんたの彼女じゃない。 そう言いながら、真っ赤になって蕩けているくせに。 電車は必ず、目的地に着く。 ふたりの仲は、果たして……。




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