续集
#225
美浜学園のハンドラー蒼井春人(ハルト)。 彼にとってその日は、いつもと変わらぬ一日だった。 しかし、立ち振る舞い、言葉、そのどれもが普段と違って見える。 そんなハルトを察してか、美浜の生徒達も落ち着きを失っていた。 ハルトは学園を後にし、仙谷一縷、宇川千尋をはじめとした旧ファントムトリガーのメンバーと共にとある山へと墓参りに向かう。 その山頂に眠るのはハルトの師匠「アオイ」。 毎年繰り返される、彼女に再会するための旅。 道中では軽口を叩き合ったかと思えば、ふとよぎる寂しさに言葉を詰まらせる。 思い起こされるのは、純粋なまでに凶暴だったアオイの人生。 「負けて悔しいとしか感じねぇなら辞めちまえ、負けた時こそ良い経験をした楽しかったと思えないなら向いてねぇよ」 「何に命を掛けるかはソイツの価値観次第だ」 「優し過ぎんだな、殺し屋には向いてねぇ……」 「おーい! ハルトー! しっかりしろー! 死んじまうぞー?」 「……なぁ、煙草……返してくれ……マスター……」 受け継がれた命。 「形にあるものはいつか壊れ、命あるものはいつか死ぬ。ただそれだけのことだ」 アオイの最期の瞬間、この世界では何が起こっていたのか──。
前传
#223
犠牲を出しながらも、SORDはテロリストの鎮圧に成功した。 それから数週間後――ムラサキの姉、狗駒悠季(ユーキ)が帰国。A組に復帰する。 妹よりも社交的で優秀な姉のユーキは、学園のメンバーとも仲良くなり、次第に信頼関係を築いてゆく。 「私が美浜に居る理由も、もうなくなったかな…」 自らの存在意義に疑問を感じたムラサキは、ハルトと出会った頃に想いを馳せる。 ハルトは“未熟な己を補うため”と、技を探し求めて山奥の村へやってきた。 先祖代々継承されてきたという“秘伝の技”は何処に──? 「…オマエ達だけは絶対に許さないっ!!」 「大丈夫…私は…どこへも行かない…側に…いるから…」 「聞いてた通り、亡霊って奴はどうしたって斬れないか…」 「さぁ、顔を上げるのです…勇気を出して…」 それは運命的な出会いであると同時に、悲哀の物語でもあった。 「あのさ…私に、妹を殺せって…命令してくれないかな…?」
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