续集

#4707
夢破れて乾ききった心を持つ若き医者、イケノ。「楽園」という施設には馴染めず、好き勝手な夢を見ている患者にはついていけない。 そんな彼がある日受け持ったのは「オズの魔法使い」を聖書に持つドロシーだった。病弱な肉体と、「ドロシー」としての自覚との乖離に思い悩む彼女を見過ごせず、イケノは思わず「3人の従者」のふりをしてしまう。 その行動は消沈していたドロシーを元気づけたものの、結果的に彼女の妄想を加速させていき──

#5741
なんてことのない日常。昨日とも明日とも変わらない今日。不安なんて何もない。過去から未来まで、全てが「聖書」に示されているのだから、ただ運命に身をゆだねていればいい。 しかし、そこにはかすかな違和感があった。まるでいくつかの歯車が歪んでしまったような。はるか彼方からみしみしと、世界の骨格の軋む音が響いてくるような──









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